第9回機械加工について

第9回
機械加工について

2023年05月19日

今回は機械加工について説明いたします。

1.機械加工とは

機械加工とは、旋盤・フライス盤・ボール盤・研磨機・NC工作機械・マシニングセンタなどの工作機械を使用して金属や樹脂部品を加工する工法です。

2.機械加工の種類

①マシニング加工

1台でフライス、穴あけ、中グリ、ネジたてなど色々な種類の加工を連続で行う事が出来ます。NC(Numerical Controlの略)工作機械を使用する加工方法です。それぞれの加工に必要な工具を自動交換できる機能を備えており、刃物を回転させて工作物を加工します。

  1. 縦型マシニングセンタ

    刃物や工具が垂直方向にセットされるものが、縦型マシニングセンタです。 テーブルが水平方向(X軸、Y軸)に動き、刃物が垂直(Z軸)方向に動いて加工します。

    縦型マシニング

  2. 横型マシニングセンタ

    刃物や工具が水平にセットされるものです。 横型マシニングセンタでは、XYZの3軸方向に加え、ワークを固定したテーブルを回転させる4軸の制御が行えるものもあります。

    横型マシニング

  3. 門型マシニングセンタ

    ヘッドがX、Y、Zに動くのが、門型マシニングセンタです。 立型マシニングセンタと構造は似ていますが、主軸を支える部分がテーブル上をまたいだ門のようになっています。

  4. 5軸マシニングセンタ

    既存の3軸方向の制御に加えてワークや刃物を傾け、斜めから複雑な加工が出来ます。 回転方向の制御が加わるため、ワークをセッティングし直さずに複数の加工面を連続で加工できたり、複雑な曲面の加工が可能です。

②旋盤加工

旋盤加工は切削加工の一種で、工作物を回転させて刃物台に取り付けられた切削工具を当てて加工します。 旋盤加工は工作物を回転させて切削する為、主に丸棒を材料として加工する時に用いられます。

旋盤

③穴あけ加工(ボール盤)

台状のテーブルに穴あけ加工する素材を固定し、回転する主軸の先端に取り付けたドリルやリーマを回転させ、主軸を素材に近づけて穴あけ加工を行います。

弊社加工設備情報は、こちらをご確認下さい。 今後も鋳造に関する情報を発信いたしますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

←コラム一覧に戻る

←HOMEに戻る