第13回鋳造用語集

第13回
鋳造用語集

2023年07月21日

今回は鋳造に関する用語集を作成いたしましたので参考にしていただけると幸いです。

用語 意味
アルミ型 アルミでできた砂型鋳造用の原型
アンダーカット 鋳型の取り出し方向には離型できない形状部
鋳型 鋳造に使用する型
鋳抜き穴 型によって開けられる穴で、加工の下穴としても用いられる場合がある
鋳肌 鋳物の表面
鋳物 鋳造で作った製品
エアーベント・チルベント 鋳造時に発生するガスを排出するための溝または穴
オーバーフロー 型内の空気やガスをを含んだ溶湯が製品中に残らないようにする為の湯溜まり(昇温効果もある)
押し湯 凝固時の収縮分を補うための湯だまり部分
型締め力 ダイカストの金型を締めておく力
金型 金型重力鋳造用の炭素鋼でできた鋳型
金型重力鋳造 重力を利用して金型に溶湯を流し込む鋳造法
含浸 巣や隙間に樹脂を注入・硬化させ、圧漏れを防ぐ処理
木型 木材やケミカルウッドでできた砂型鋳造用の原型
ゲート 溶湯を鋳型に入れるための注入口
コールドチャンバー 溶解炉と鋳造機が別々になっており鋳造圧力を高くすることが可能
酸化被膜 金属表面が酸素と反応して自然発生するもので保護膜の役割を持つ
シェル中子 樹脂をコーティングした砂をシェル状に焼き付けて作成する中子
樹脂型 樹脂でできた砂型鋳造用の原型
ショット数 型で製品を鋳造した回数(不良数を含む)
ショットブラスト 製品の表面に細かい金属球を吹き付け、細かな凹凸を除去する
真空ダイカスト 金型内の空気を外に逃がし、金型内を真空状態にするダイカスト法
砂型鋳造 砂を固めた鋳型に溶湯を流し込む鋳造法
ダイカスト 金型に溶湯を高速・高圧で圧入することで高い寸法精度の鋳物を作る鋳造法
ダイカスト用金型 ダイス鋼・ダクタイル鋳鉄でできた鋳型
縮み代 鋳物が凝固する際の収縮分を見越してつける余肉分
鋳巣 鋳物の内部にできた空洞
鋳造 溶けた金属を型に流し込み冷え固まった後に取り出す工法
中子 鋳物の中空・空洞部を作る為に使用する別体の鋳型部品
抜け勾配 抜け方向につける傾きのこと。勾配をつけることで製品を型から抜きやすくする
熱処理 金属の、加熱・冷却することで生じる組織変化を活用し、素材の性質や耐摩耗性を向上させる処理方法
比重 ある物質の密度と、基準となる標準物質(水)の密度との比
方案 溶湯が流れる経路
ホットチャンバー 溶解炉と鋳造機が一体になっており給湯工程がない為、鋳造サイクルが早い
マシントン数 ダイカストマシンの型締め力
製品の投影面積に比例し型締め力も大きな力が必要となる
焼き入れ 製品に熱を入れ、一定時間放置した後急冷させ、硬度を上げる熱処理
焼きなまし 機械加工がしやすいように製品を柔らかくする熱処理
焼きならし 鋳造後の不均一な組織を均一にする熱処理
焼き戻し 焼き入れ後の硬くてもろい製品に再度熱を入れ粘りや靭性を持たせる熱処理
湯回り不良 鋳型の隅々まで溶湯がいきわたらない不良
溶湯 溶けた金属

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