砂型鋳物化提案の事例

砂型鋳物化によるコスト低減

アルミブロックから削り出した製品を砂型鋳物化によるコスト低減、鋳物化提案の事例です。

1.お客様のニーズ

とある新規のお客様より現行削り出しで生産している部品を鋳物化できないかお問い合わせがありました。
搬送ロボットの部品で原価低減の為、鋳物化を検討されていました。
加工精度が厳しく、鋳物素材の歪みを抑えることが必要となります。

2.解決策

機械加工前に歪取り工程を追加し、専用治具とゲージを製作し寸法管理を行うことでバラツキを抑えました。
更に、機械加工時にも鋳物素材の歪みが影響しないような取付けを検討しました。
機械加工後は、出荷前に三次元測定機にて主要寸法部を全数寸法測定を行い、寸法精度を保証しました。
できあがった試作鋳物を客先へ納入・測定・組付けしていただき、評価問題なかったので量産化に至りました。

3.効果

削り出しから鋳物化することにより、製品コストを五分の一程度に抑えることでお客様のニーズに応えることが出来ました。
現在も他の削り出し部品より鋳物化を提案し、更なる原価低減を検討しています。

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