第5回鋳型の種類

第5回
鋳型の種類

公開日:2023年03月22日
更新日:2024年11月28日

鋳型の種類について

今回は鋳型について説明いたします。

1.鋳型(いがた)とは

鋳造に用いられる溶けた金属を流し込む型のことです。 各種鋳造法・材質により様々な鋳型があります。

ダイカスト用型
ダイカスト用型

金型重力鋳造用型
金型重力鋳造用型

砂型鋳造用型(木型)
砂型鋳造用型(木型)

2.鋳型の種類

マトリックス図
マトリックス図

①砂型

作りたい形状と同形状の原型に砂を込め、
離型したものを砂型と言う。
原型には木型・樹脂型を使用する。

①-1 木型:木でできた原型
①-2 樹脂型:樹脂でできた原型

木型より耐久性がある。量産型に適している。

➁金型 金型重力鋳造用の鋳型
金型材料:炭素鋼。冷却機構が少ない。
③ダイカスト用金型 ダイカスト鋳造用の金型
金型材料:ダイス鋼・ダクタイル鋳鉄を使用。冷却機構が多い。

3.型寿命(量産)

型の寿命は鋳型によって異なります。(下記、ショット数は当社の目安となります。) 下記、ショット数を超えると劣化により型割れ等が発生しやすく製品の寸法精度や外観品質に影響を与える可能性があります。

➀木型 生砂:~100shot
自硬性:~500shot
➁樹脂型 ~20,000shot
③金型 ~20,000shot
④ダイカスト用金型 50,000~100,000shot
(※但し、外観製品については、30,000~50,000shotで更新の可能性有)

当社型立上リードタイムは技術・品質ページをご確認下さい。

当社が使用している鋳型についての詳細はダウンロード資料「鋳型の種類」よりご確認ください。

今後も鋳造に関する情報を発信いたしますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

光軽金属工業株式会社

光軽金属工業株式会社 編集部
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