工法・材質変更提案の事例

工法・材質変更によるコストダウン

1.お客様のニーズ

弊社ホームページに、新規のお客様よりアルミ鋳物についての相談がありました。
医療器関係の部品で受注数が増え、現行サプライヤーにて砂型鋳造品の生産能力不足が起きて困っているとのことでした。
材質はAC7Aを使用しており、医療器特有の加工精度が必要となります。

2.解決策

4部品の引合いがあり、3部品はダイカスト化を提案しました。
使用用途をヒヤリングし、材質はADC12で問題ないことを確認。
ダイカストは弊社保有工法の内で最も製品価格を抑える事ができます。
残り1部品は形状の関係で砂型鋳造のままとしましたが、材質をAC4Bへ変更し材料コスト削減を提案しました。
完成品にはアルマイトを施し、耐食性を付与する為に材質変更も了承いただきました。
さらに、通常の砂型造型ではなくシェル中子組立てにて鋳型を製作することにより、生産能力を確保できました。

3.効果

ダイカスト化・材質変更等により、コストダウンと生産能力を確保することで、お客様のニーズに応えることが出来ました。
お客様ではアルミ鋳物部品の取扱いがまだまだ少ない為、技術提案を継続しています。

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