リーク検査NG対策

スクイズ機構追加による
リーク検査NG改善

1.当社課題

とある既存のお客様より「加工後のリーク検査NGが多い」との情報を受けました。
弊社より素材納入を行い、お客様にて機械加工実施後にリーク検査を行います。
加工後にNG判定となり、加工工数の無駄が発生する為、改善要望がありました。

2.原因究明

まずは弊社にて現状の不具合内容の確認と不具合要因の洗い出しを行いました。
リーク検査NG品を当社にて水没リーク検査し、発生部位を特定します。発生部位周辺をX線透過装置、切断等で確認しどうやって不具合が発生したのかを調査します。

リーク検査NGでも巻込み巣、ヒケ巣、湯回り不良、焼付き、割れ等、様々な要因が考えられる為、現物調査での不具合要因の特定が適切な解決策に繋がる為、重要となります。不具合内容によっては、金型の改造を行うこともあります。形状変更が必要な場合は、弊社からお客様に形状案を提案いたします。対策実施後は、弊社にて試加工、部分リーク検査等で効果確認を行います。

弊社にて改善効果を確認した後に、お客様へ製品を納入し加工後の効果確認を行います。

3.解決策

今回は製品形状の肉厚部にヒケ巣が発生し、ヒケ巣を通じて内外が貫通しリーク検査NGが発生しておりましたので、金型改造にてスクイズ機構を追加しました。

4.効果

スクイズ機構の追加により、ヒケ巣を削減しリーク検査NGは改善できました。
今後も品質面でご満足いただけるよう、引き続き他部の改善に向けて、不具合内容の確認と要因の洗い出し、解決策検討を継続して参ります。

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