第6回
ダイカストマシンの選定方法
公開日:2023年03月22日
更新日:2023年11月21日
今回はダイカスト鋳造法におけるダイカストマシンの選定方法について説明いたします。
1.マシントン数とは
ダイカストマシンのトン数は型締め力を示します。
「ダイカスト鋳造とは」でご紹介させていただきましたが、ダイカスト鋳造は、金型に溶湯を高速・高圧で圧入する鋳造法です。
溶解金属が隙間から飛び出さないように、ダイカストマシンで金型を締め付ける力となります。その為、鋳造する製品が小さければ小さいほど必要なトン数は低くなりますが、逆に大きな製品を製造する場合にはトン数の大きなダイカストマシンが必要になります。
例)1250トンマシン≒1250トンの力で金型を締め付けるということになります。
2.ダイカストマシンの選定計算方法
- 投影面積を計算します。
- 投影面積にオーバーフローと呼ばれる、鋳造時に含まれるガス等が製品部へ残留しないように設計した方案部分を加味して計算します。
- 選定計算方法
投影面積と設計方案部面積に鋳造圧力をかけたものがマシンサイズとなります。
※ただし、形状・重量により下記マシンとは異なったサイズをご提案させて頂く場合がございます。
弊社保有ダイカストマシン設備はこちらをご確認下さい。次回は、材質についてご説明いたします。
今後も鋳造に関する情報を発信いたしますのでお気軽にお問い合わせ下さい。
光軽金属工業株式会社
-
光軽金属工業株式会社
光軽金属工業株式会社 編集部
この記事の監修者HPはこちら
最新の投稿
- 2024年9月25日第25回
ダイカスト 離型剤について - 2024年8月30日第24回
コンバインの使用アルミ部品について - 2024年7月18日第23回
ダイカストと金型重力鋳造の違いについて - 2024年6月25日第22回
コールドチャンバー式ダイカストについて